ゲルソン療法™️とは

はじまりと、Dr.マックス・ゲルソンM.D.

Dr.マックス・ゲルソンM.D.は、彼自身の偏頭痛治療をきっかけに1920〜1930年代にかけてゲルソン療法™️を発展させ、結核、糖尿病、がん治療で有名になりました。
1881年にドイツ領だったボングロビエツ出身のゲルソンは、ブレスロウ、ヴュルツブルク、ベルリン、フライブルクの医科大学で学ぶ間に自身が悩まされた重症の偏頭痛に対する食事実験で成功しました。ある患者がこの「偏頭痛の食事療法」を行うと同時に皮膚結核も治癒したことから、Dr.ゲルソンは食事療法の研究を進め、多くの結核患者の治療に成功しました。この成果に注目したのが著名な胸部外科医フェルディナンド・ザウアーブルッフM.D. で、一緒に皮膚結核患者の治験をミュンヘン医科大学病院で実施し450名のうち446名の患者がゲルソン療法で完治しました。その論文は多くの医学ジャーナルで発表されゲルソン療法は世界で最初の皮膚結核治療として認められました。

同じ頃、Dr.ゲルソンはノーベル賞受賞者アルバート・シュヴァイツァーM.D.の妻の肺結核をゲルソン療法で完治させました。以後、シュヴァイツァーはゲルソンと親交を深め、ゲルソン療法が心臓病、腎不全、がんの治療に成功するのを目撃しました。シュヴァイツァーは自身のⅡ型糖尿病をゲルソン療法で治療し完治させました。
1938年、Dr.ゲルソンはニューヨーク州の医師免許を獲得し、以後20年に渡り通常療法が効かず死を覚悟した多くの末期がん患者たちを救いました。

1946年、米国政府のがん対策予算案に向けて設けられたペッパー-ニーリー・アメリカ連邦議会小委員会に先がけて、がん治療に成功している医師の一人としてDr.ゲルソンは公聴会に呼ばれ、治癒症例の証言を行いました。当時はまだ食事と健康のつながりが理解されず、少数の医学ジャーナルが彼の症例を報じただけでしたが、Dr.ゲルソンはその後も論文や治癒した症例を記録し続けました。

ゲルソン療法の治験から30年後の1958年、Dr.ゲルソンは『A Cancer Therapy: Results of 50 Cases』を出版しました。この医学書にはゲルソン療法のセオリー、治療、症例が詳しく述べられています。1959年にゲルソンが亡くなると、アルバート・シュヴァイツァーM.D.はゲルソンの妻に宛てた手紙で次のような賛辞を贈りました。

「…Dr.ゲルソンは、医学史上もっとも傑出した天才だ。一つ一つに彼の名は残っていないが、現在ふつうに使われている数多くの医学的知識の中に、じつは彼が考え出したものが残っている。そして彼は、悪条件化でも多くの成果を出した。遺産と呼ばれるのに相応しい彼の偉業の数々は正当に評価されるべきものばかりだ。彼が治した患者たちが、何よりもその証拠である。」

どのように効果を出すか

病気の治療を考えるとき
ふつうは病名や症状にとらわれますが、ゲルソン療法™️では病気の深層に隠れた2つの原因にアプローチします。それが「毒の蓄積」と「栄養の欠乏」です。この療法が心臓病、糖尿病、がんなどの違う種類の多くの病気を効果的に治してきたのは、身体が自身を治す力にすべてを任せるからで、Dr.ゲルソンはそれに必要な体内環境整備を行いました。

まず、
吸収の良い搾りたてジュースで酵素やミネラルなどの豊富な栄養を身体に与えます。同時に、生と加熱の両方で野菜食をたっぷり食べ、細胞を最適な高カリウム/低ナトリウムにします。

その結果、
身体の病変組織は免疫系の働きで自然に分解されます。分解された廃棄物は肝臓が処理できるようにコーヒーエネマを行います。
ゲルソン療法™️で使用するサプリメント類は治療目的の量で使います。例えば、特定のカリウムを組み合わせた複合カリウム、ルゴール溶液、甲状腺ホルモン、膵酵素類、ナイアシンなどがあります。

こうして、
患者の代謝は改善し、細胞・組織・全身が回復して、未来の病気を予防します。ゲルソン療法™️の実施にはゲルソン・プロトコルが必要です。知識と技術を患者教育で学び、プロトコル作成はゲルソン専門医にご相談ください。

ゲルソン療法スタートガイド

正しい肥料で畑の土壌が良くなるように
正しい食べ物は人間を健康にさせる。
Dr.マックス・ゲルソン


As a garden can be improved with the right fertilizer
so can ma be helped with the right food.

Max Gerson MD